結膜浮腫(けつまくふしゅ)は花粉などのアレルギーが原因で、目の白い部分が膨れる病気です。
目の白い部分が膨れるという症状があまり見慣れないため、目が飛び出ていると勘違いし、慌ててしまいがちです。
ですが、目に刺激を与えずに眼科で見てもらうことで治る病気ですので、慌てずに花粉から目を防ぐか眼科にいきましょう。

「白目が飛び出た」「ゼリー状にブニョブニョしている」「目が閉じにくい」「目が痒い」「赤い・ゴロゴロする」など、急激な症状を心配されるようで、「きっと花粉です。」と電話で答えても、「花粉なんて信じられない。とりあえず診察してほしい。」という方が多くを占めます。
引用元 山王台病院附属眼科・内科クリニック院長 栗原勇大の眼科ブログ(http://www.blog.sannoudaiganka.jp/?p=543)

びっくりする症状でも慌てずに

白目が腫れて水ぶくれ状になるのが主な症状で、パッと見はブヨブヨしていたりゼリー状のように見えます。
多くは子どもに発症しますが、大人も発症することもがあります。
また最初に発生した場合に、その膨らんだ目を見てとても驚いたり、焦ってしまいがちです。

結膜浮腫の写真・画像


引用元: 中内眼科クリニック(http://www.nakauchi-ganka.com/)

症状の程度は個人差がある

症状は様々で、人によってはあまり見た目も気にならないことがあります。
軽度:白目の部分にしわがよった状態になります。
重度:黒目の周りが全部飛び出す場合もあります。

重度の全て飛び出している状態だとまぶたをうまく閉じれないこともありますが、これはかなり進行している状況です。
症状としてここまで進行することは少ないです。

充血や異物感を感じることも

人によっては目が充血してしまうことや目に圧迫感や不快感を感じることもありますが、こすることで刺激を与えてしまうため、こすってはいけません。
多くの場合は目にゴミは入っていないのですが、ゴミが入っていると勘違いしてしまうことも多いです。

原因は花粉症などのアレルギー

人間の白目の表面には、結膜(けつまく)という透明な膜があります。
この結膜は白目に完全にくっついているわけではなく、少し隙間があります。
この白目と結膜の間に水がたまってむくみができているために発生します。


引用元: 森村眼科クリニック(http://www.morimura-ganka.com/)

アレルギー性結膜炎や花粉症を持っている人が、目に刺激を与えてしまうことでこの結膜間に水が発生するケースが多いです。
手でこする、花粉や動物の毛が触れるなどが目に刺激を与える原因です。
多くはこの刺激が原因ですが、目の中で炎症が起きているケースもあります。

治し方や防止策は?

通常は数時間から1日で自然にひいてきます。
病院に行く場合は眼科になりますが、眼科に行くまでに治癒しているケースもよくあります。

病院での治療は目薬

眼科で出される薬としては、アレルギーに対するステロイドの目薬です。
この出された目薬をすることで治療までが早くなったり、予防につながります。

防止策はアレルギー対策

花粉症を持っている人などは、同じ時期に結膜浮腫になることがあります。
発症の時期に早めにアレルギーに対する効果のある目薬をしておくことで、症状を防げたり軽くなったりします。
目薬以外でも、花粉アレルギーなどを持っている方は目をこすったりなどの刺激を与えないことも重要です。

コンタクトレンズと結膜浮腫

コンタクトレンズ、特にカラーコンタクトの間違った使用で結膜浮腫になりやすくなることもあります。
コンタクトレンズの間違った使用が原因で、目への酸素が不足してしまうことが理由です。

正しいコンタクトレンズの使用方法

  • 洗浄
    付け外しの際に手をしっかりと洗います。
    またコンタクトレンズを外した後にはレンズの洗浄をしっかりと行います。
  • 化粧の前に装着する
    特に女性ですと、アイメイクする前につけるようにします。
    先に目の周りの化粧をしてしまうと、コンタクトレンズを着ける時に化粧が目に入ってしまうことがあります。
  • 期限を守る
    1日の使用時間や、使用日数期限は守りましょう。
    ワンデーを1週間使うなどすると、レンズが劣化して目に負担がかかります。
    またコンタクトをしたまま眠らないことも大切です。
  • 重ねて利用しない
    通常のコンタクトレンズとカラーコンタクトを重ねて使用する方もいますが、レンズを重ねてしまうと目に酸素がいかなくなってしまいます。
  • 定期検査は必ず行う
    カラーコンタクトを使っている方や処方箋を利用しネット通販している方は、眼科での定期検査を行っていない方もいます。
    眼科で定期検査を行わないと、結膜浮腫だけでなく他の病気が発生している時に治療が遅れてしまいます。

治らない病気ではないので慌てずに

結膜浮腫は自然に治癒する病気ですので、症状を見て治らなかったらどうしよう、と慌てることはありません。
目に刺激を与えずに待ちましょう。

ただ治らない病気ではないですが、アレルギー、特に花粉症が関係している病気のため、毎年同じ季節に発生するという方もいます。
その際にはアレルギー目薬を使用するか、発症前にアレルギー性結膜炎の治療として眼科に相談しましょう。

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