足の指が痛いと思ってつま先を見てみたら、巻き爪になっていたという経験はありませんか?

「巻き爪ができて足の親指が痛いので、歩くたびに一歩一歩しんどい」
「巻き爪で指先が汚くて、他人に見られるのが恥ずかしい」

さらに女性の場合は、「ストッキングを履くと、靴下よりさらに痛い」というお悩みもあるようです。

自宅で人に知られることなく、自分でこっそり巻き爪を改善できるお手入れ方法を、タイプ別にまとめました。
本ページであなたの巻き爪の原因が分かれば、あなたに必要なお手入れ方法が分かります。

巻き爪の種類と原因

巻き爪と一言で言っても、実はいくつもの種類と原因があります。

陥入爪(かんにゅうそう)

陥入爪は、巻き爪の3種類の中で最も発症する人が多いタイプです。
爪周辺にある皮膚に食い込んでいくことから、強い痛みを発症させます。

弯曲爪(わんきょくそう)

陥入爪の両端が、皮膚を巻き込むように「のの字」型に丸まっていったものが弯曲爪です。

爪甲鈎弯症(そうこうこうわんしょう)

爪甲鈎弯症は、爪の外側(爪甲)の厚みが増し、さらに長くなってまるでツノのようになります。
甲状腺機能低下症などの内分泌障害などがきっかけで発症する巻き爪です。

爪甲鈎弯症を発症する方は、年齢を重ねるほど増えていきます。
今のところまだ爪甲鈎弯症の治療方法が解明されていませんので、対策としてはヤスリで整えるなどのお手入れ方法になります。

厚硬爪甲(こうこうそうこう)

厚硬爪甲は爪が固く、分厚くなり重なる症状がでます。
最初は濁った色のグレーをしており、だんだんと茶褐色に変化して、最終的に緑色から黒色します。
色が濁っていくほど、症状も悪化しています。

厚硬爪甲を引き起こす原因は、主にケガ(外傷)や深爪です。
深爪で厚硬爪甲になるタイプの人は幼少期からのクセになっていることが多いので、爪切りで深く切り過ぎないように意識していくことが根本的な改善につながります。

また、全体的に厚硬爪甲のように爪が厚みを増す症状は、加齢が原因にもなっています。
厚硬爪甲の対策はセルフケアができないので、医師に診てもらい薬や手術などの適切な処置を受けましょう。

爪甲下角質増殖(そうこうかかくしつぞうしょく)

爪甲下角質増殖も厚硬爪甲と同様に、爪が分厚くなっていきます。
爪水虫(爪白癬)の原因によって引き起こされます。
セルフケアができないので病院で受診し、薬や手術などの適切な処置を受けてください。

爪甲下角質増殖になるきっかけとして、履いている靴の先端がとがったデザインのものを好むことがあげられます。
つま先が細いハイヒールなど締め付けられるシューズを習慣的に履いていると発症することから、男女比では女性の方が多いということです。

肥厚爪(ひこうそう)

肥厚爪は、巻き爪が原因で発症します。
肥厚爪も爪が厚みを増していく症状で、爪を切るときに切り過ぎてしまわないよう、スクエアやラウンドの形に爪を切るようにすることが改善につながります。
爪を切らずに伸ばし過ぎてしまうこともNGです。
靴を購入するときも、爪に負担をかけないデザインを意識してみてください。

肉芽腫(にくがしゅ)

肉芽腫は、陥入爪になって皮膚に爪が刺さるとそこが傷口となり、細菌などが入り込んで赤く腫れあがり、炎症を発症させます。
免疫力が細菌と戦いますが、そのときの残骸が化膿して膿を生じさせます。
膿が生じている中で巻き爪を改善させることは困難ですから、セルフケアより病院でみてもらいましょう。

髄膜炎(ずいまくえん)

肉芽腫を悪化させてしまうと、髄膜炎の発症につながります。
髄膜炎が進行してしまったことから、実際に亡くなっている事例がでていますので気を付けてください。

爪白癬(つめはくせん)

水虫の白癬菌が爪の中に入り込むと、爪白癬につながります。
初期症状であれば、市販薬でのセルフケアができます。
巻き爪になっていたり爪がぼろぼろになってしまったら、医師の診察を受けてください。

巻き爪のセルフケア方法

巻き爪の種類によって、自分でお手入れをすることができます。
足の親指の爪の中は、汚れが詰まってしまうことがあります。
清潔な状態をキープするために、歯に使用するデンタルフロスでお手入れするという知恵もあります。

爪にいい栄養素を摂取しよう!

爪をはじめ、人間の体は食べ物から摂取した栄養素で出来上がっています。
爪はタンパク質の一種であるケラチンが主成分なので、巻き爪でお悩みの時期はタンパク質を積極的に摂ることをおすすめします。

特に爪にいいと言われている栄養素は、タンパク質の他にビタミンとミネラルです。
おすすめの食材はレバーで、鶏、豚、牛、鴨、羊、馬、山羊などの種類があります。
一種類の食材ばかり食べれば栄養が偏りますので、タンパク質を中心にビタミンとミネラル補給もしていってください。

タンパク質は、植物性・動物性の2種類があります。

  • 植物性は穀類、豆類、きのこ類、海藻類、木の実など
  • 動物性は魚介類、肉類、乳製品、卵など

ビタミンはビタミンA・B2・C・D・Eなど。
ミネラルは全16種類ありますが、特に巻き爪対策に効果を発揮するのはマグネシウム、亜鉛、カルシウム、鉄分の4種類です。
これらのミネラルと食べ合わせがよく、体への吸収力をアップさせるのはビタミンDです。
卵黄、しゃけ、まぐろ、いわし、レバーなどと一緒に食べましょう。

化膿したら

巻き爪の周りの皮膚が赤く腫れていたら、化膿している可能性があります。
爪で肌に傷がついてしまい、緑膿菌やブドウ球菌などの細菌が傷口から侵入し、感染して化膿してしまうのです。

巻き爪になったからといって、必ずしも膿んでしまうわけではありません。
傷ついた部分が汚れていて、細菌が入り込み感染した場合ですので、通常は化膿せずに治ってしまいます。

化膿した場合のセルフケア方法は、清潔なコットンまたはガーゼを用意し、消毒液(傷口用)で傷口の消毒を行ってください。
消毒したら、薬局やドラッグストアで入手できる化膿止めを塗布するとさらに効果的です。
あまり手で傷口に触れると細菌が増殖する可能性がありますので、どんどん化膿してしまいますから、触れないように気を付けましょう。

患部が腫れている場合は炎症を起こしていますから、冷やすと効果的です。
冷やすときの注意点は、患部のみを冷却することがポイントです。
足を全体的に冷やしてしまえば血行を悪化させてしまいますので、気を付けてください。

膿を自分で出そうとすると、さらに症状がひどくなる原因になります。

化膿したまま放っておくと、症状がひどくなって陥入爪や肉芽腫に発展するケースもあります。
もし、自分でお手入れせずに医師の診察を受ける場合は、皮膚科や形成外科などになります。

靴のサイズを見直そう

ファッションが好きでオシャレに重点を置いて靴選びをしている方は、多少フィットしていないシューズでも選んでしまうことがあります。
靴のサイズは大き過ぎても、逆に小さすぎても、巻き爪の原因になりますので気を付けてください。

余裕があり過ぎるとシューズの中で足が動いてしまうので、靴の内側に指がぶつかって、巻き爪を作ってしまいます。
サイズが小さく履いていて指が折れ曲がってしまったり、ハイヒールなどで先が細すぎる靴は、指や爪を圧迫します。

土踏まずの形状が靴にあっているか、実際にお店で履いて確かめるようにしてください。
サイズは、5mm~10mmほど指先にゆとりがあるのが望ましいです。

せっかくサイズが合っていても、靴のひもをしっかり結んでいないと、大き過ぎるシューズを選んだのと同じような巻き爪の症状を引き起こしますので気を付けましょう。

爪切りで深爪に注意

爪切りのとき、ついつい深く切ってしまうというクセはないでしょうか。

普段あまり意識しないかもしれませんが、実は深爪からあの痛い巻き爪が引き起こされます。
爪が伸びてきたときに周辺の皮膚を盛り上げるように伸びてきて、爪の成長を阻止してします。

スムーズに伸びていくことをイメージしてから、刃を入れるようにしてみてください。
目安の長さは、1mmほど爪の先を残すくらいです。

先端の白い部分は余分のように見えますが、ここを全部カットすると深爪になります。
爪のカーブに沿ってカットするのも切り過ぎです。

足の爪は丸くではなく、四角いスクエアカットを心掛けましょう。

あなたの爪質にあったケアを

爪はみんな同じというわけではなく、それぞれに爪質が違います。
爪質がやわらかい、薄いタイプの方は巻き爪になりやすい傾向があります。

ペディキュアのように爪の上から塗るだけで、爪の保護、補強をしてくれるネイルケアプロテクターを塗るのも一つの方法です。
ハンドクリームのように塗ることで、二枚爪やわれ爪を防ぐことができるネイルトリートメントも発売されています。

スポーツや外からの衝撃から守ろう

サッカーなどのスポーツをすると、指先に衝撃が加わることで爪やその周りの肉を炎症させる原因になることがあります。

サッカー以外にテニスやジョギングなどでも巻き爪は引き起こされますので、巻き爪になりやすいという方は趣味でも回数を減らすなどした方が足を守ることができます。
重量の重い物を足に落とすことも同様ですので、十分気を付けるようにしてください。

ストッキングのデニール

女性の方は男性と違って、ストッキングを履かなければいけないことがあるでしょう。
職場の服装規定でスカートにはストッキングを合わせなければならないなど、避けられない事情もあるようです。

どうしてもストッキングを履かなければいけない場合、厚手の80デニール以上はつま先の巻き爪部分が痛くなりやすいので、デニールの数字を確認してから薄手のものを選べば痛みを軽減できます。
つま先がしめ付けられることはよくないので、トレンカやレギンスに換えられるようでしたら、当然ストッキングのような痛みは解消されます。

近頃ではむくみを解消する機能性ソックスがありますが、こうした着圧タイプは締め付けの度合いがきついので、巻き爪が治るまでは避けた方が安心かもしれません。

コットンパッキング法で治そう

コットンパッキング法は、丸まってしまっている爪を再び正しく成長させられるように矯正する方法です。
清潔な状態でできた方が理想的なので、コットンパッキング法を行うおすすめのタイミングは、風呂上がりです。

ピンセットを用いて、風呂上がりに肌と留の間にコットンを詰めます。
巻き爪がこれ以上巻かれていかないように意識しながら詰めていきます。
最初は少量でも、徐々にコットンの量を増やしていきましょう。
コットンは清潔さを保つために、毎日交換してください。

アクリルガード法で治そう

アクリルガード法は、アクリル樹脂板というネイルアートで使用する道具を用いた治し方です。

過剰な深爪などで爪がなくなっていたり、コットンパッキングを行いたくても爪と肉の間にすき間ができない状態のときでも、アクリルガード法なら巻き爪のお手入れをすることができます。

爪が生える部位にアクリル樹脂を塗ることによって、爪の部分の肉が盛り上がってこないようにするという方法です。

テーピング法で治そう

テーピング法は爪を正しく矯正するのではなく、皮膚側にテープを貼りつけることによって、食い込んだ爪の状態を解消させます。
きつく巻き過ぎないよう、気を付けてください。

自分の巻き爪の原因を知ることが大事!

  • 爪切りはついつい深爪になる
  • 生まれつき爪質がやわらかくて薄い
  • オシャレで毎日ハイヒールを履く
  • サイズがあわなくてもデザインが気に入った靴を履くなど

このように、巻き爪になるきっかけは生活習慣、歩く時の姿勢、仕事、爪の切り方、ファッションのオシャレなどいろいろあります。
巻き爪を放置すると、痛みをかばおうと歩き方が変わってきて、腰痛やヒザの痛みなど別の症状を引き起こす可能性も否定できません。

本ページでご紹介したセルフケア方法と一緒に、これらの原因を見直して改善していくことができれば、より一層効果を高めることができます。
同時に行うことで1日でも早く完治に導き、ぜひ二度と巻き爪で痛い思いをされないことを願っています。

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