子供がRSウイルスに感染した場合、幼稚園や保育園へ行かせても良いのかどうか…と心配になるお母さんもたくさんいます。
登園・登校はどうすればよいのかということをまとめています。
保育園や幼稚園はいつから行ける?
保育園や保育所に預けている子供が感染症にかかった場合、いつからまた預けて良いのでしょうか。
RSウイルスは毎年流行する感染症ですので、通常は保育園のマニュアルにかかれています。
そのマニュアルに従うことにはなりますが、登園届が必要となる事が多いです。
登園届とは
登園届は登園許可証と呼ばれる場合もあります。
保育園が用意しているためそれぞれ仕様は異なりますが、感染する病気を他の子にうつさない様に注意するため、「病気が問題ない」ということを医師に証明してもらうものです。
通常、医療機関の記入と保護者の記入が必要となります。
厚生労働省での保育園の目安
それぞれの保育園で、どの様な状態になれば保育園に預けても良いと記載はありますが、厚生労働省でもその目安は定められています。
厚生労働省では「重い呼吸器の症状がなくなって、全身の状態が良くなってから」となっています。
なので鼻水、咳、発熱等の症状が落ち着き、元気になれば大丈夫という所で、一般的にはこの目安を元に保育園のマニュアルも作成されています。
小学生の出席停止期間
保育園・幼稚園も卒園し、すでに学校に行っている子供であれば学校の出席停止も気になる所です。
ですがRSウイルスは、ウイルスによる感染症ではありますが、文部科学省ではインフルエンザの様に学校の出席停止は定められていません。
なので症状が治まったら登校をして大丈夫です。
学校の場合であれば、特に登園届や許可証の様なものはありませんので、各々の判断で学校に行かせる事となります。
ただ多くの場合、小学校に入学をしている年齢であれば、RSウイルスに感染していても、通常の風邪と思って完治する事も多いです。
抗体も十分にできているので、元々病気を持っている子供でなければ感染自体を心配する必要もありません。
早く治すために親が注意すること
重症化しやすい2歳未満ではなくても、小さい子供がかかったら親としては心配になります。子供がかかった際の注意点は以下の様なものがあります。
また、お風呂に入れてあげることは問題ありません。
室内の加湿
寒くならないようにと、暖房で部屋を暖めると乾燥しがちです。
乾燥するとウイルスは活性化するので、できるだけ湿度を保つ様気をつけましょう。
加湿器がなければ、タオルや洗濯物を室内で干すと乾燥を防げます。
水分補給
水分はしっかりと補給してあげます。
咳が酷く痰(たん)が出ている場合、温かい飲み物を少しずつ飲ませると痰が切れ、咳の症状緩和に効果的です。
食べさせすぎない
食べさせていけない物はありませんが、咳で食べたものを戻すこともあるので、あまりたくさん食べさせすぎない様気をつけましょう。