体調を崩したとき、すぐに鼻水の症状にでるということはありませんか。
鼻水が止まらないと集中力を欠いて仕事や家事、勉強などに打ち込むことができません。
鼻水をズルズルすすっている姿はあまりいいものとはいえませんから、見た目も気になるところです。
そんなとき、鼻水を止める方法があったら本当に助かります。
本ページでは食べ物など普段の生活から取り組める方法から、鼻水がでたときの対処法として役立つツボ押しなどいろいろと取り上げていきます。
赤ちゃんや子供の鼻水についてなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

鼻水をとにかく早く止める方法

鼻水をとにかく早く止めたいとき、以下のような手段を試してみてはいかがでしょう。

鼻水を止めるツボ

鼻の両サイドには、迎香(げいこう)と睛明(せいめい)という鼻水を止めるツボがあります。
それぞれ左右に1つずつありますので、鼻水を止めたくなったときに合計4カ所あるツボを指で刺激すれば不快な症状の改善が期待できます。


引用元: サワイ健康推進課(https://www.sawai.co.jp/)

迎香の位置は、左右にある小鼻のふくらみの横です。
睛明の位置は、鼻のつけ根(両目の間の近く)の両サイドです。
ツボを押すときは指が温かい状態であることが好ましいので、ツボ押しを始める前に両手の人差し指同士を30回くらいこすり合わせて温め準備します。
睛明から迎香までの間を上へ下へとさする・鼻の両サイドの迎香を人差し指と親指で挟んでつまむような感じで静かにプッシュする・睛明も同様に片手の指でつまむように刺激するなどしましょう。

鼻水が止まる薬

鼻炎で鼻水が出る場合は、
アレルギー性鼻炎と急性鼻炎のどちらかによって、鼻水が止まる薬の種類が違ってきます。

  • アレルギー性鼻炎の症状を緩和させる薬 ──
    アレルギー性鼻炎の主な症状は鼻詰まり・鼻水・くしゃみなどで、風邪を引いていないにもかかわらずこれらが現れる鼻の疾患です。
    花粉・ホコリやダニなどのハウスダスト・ペットの毛・カビなどがアレルギー性鼻炎の原因です。
    同じ鼻水の症状でも、透明で粘り気がない鼻水が大量にでるのが特徴的です。
    他にも、鼻の粘膜が腫脹して鼻詰まりになる・鼻の内部が痛くなったりムズムズする・くしゃみが1日に何回も出るなどの場合はアレルギー性鼻炎かもしれません。
    アレルギー性鼻炎の症状を緩和させる薬は、血管収縮点鼻薬・ステロイド点鼻薬・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤などです。

    血管収縮点鼻薬は、鼻詰まりの症状を血管収縮によってなくすことが期待できます。
    ただ、長期間に渡って使い続けると逆に鼻詰まりの症状を悪化させる可能性がありますので、短い期間で使用するようにしてください。

    ステロイド点鼻薬は、鼻の粘膜の腫れを抑制し、鼻詰まり・鼻水・くしゃみに作用します。
    鼻の内部に噴霧する使い方なので、ほぼ副作用の心配がないと考えられています。
    ステロイド点鼻薬は内服薬と並行して使用できることから、ひどい花粉症でお悩みでしたら試してみてはみてはいかがでしょう。抗アレルギー剤は、主に鼻詰まり・鼻水・くしゃみの症状を抑える効果があります。
    抗アレルギー剤を服用することは眠くなる副作用がないというメリットがありますが、効果が現れるまで2週間近くかかりますので、すぐに鼻水を止める方法とはいえないでしょう。
    発症する前の予防薬として、抗アレルギー剤を飲む方もいます。
    経口薬の他にも、たくさんのタイプが開発されています。
    症状が軽めの方には、抗アレルギー剤の点鼻薬も有効です。

    抗ヒスタミン剤は即効性が高いことで知られており、鼻水やくしゃみの症状に効果的です。
    第一世代と第二世代の2タイプがあります。
    抗ヒスタミン剤は服用すると眠気が生じるという副作用があるのですが、第二世代は眠くなりにくいと考えられています。
    機械の操作前や車の運転前に薬を飲んでアレルギー性鼻炎の症状を抑えたいというときには、第二世代の抗ヒスタミン剤がおすすめです。

    季節性・通年性のアレルギー性鼻炎の治療と市販薬

  • 急性鼻炎の症状を緩和させる薬 ──
    急性鼻炎の主な症状は微熱・咳・頭痛・くしゃみ・鼻詰まり・鼻水などです。
    風邪ウイルスが原因で発症する鼻風邪が急性鼻炎ですが、風邪ウイルスに作用する薬というものは現時点でまだ開発されていません。
    鼻水などの症状を抑える薬で、急性鼻炎の治療を行います。
    以下はすぐに鼻水を止めたくなったとき、お近くのドラッグストアや薬局で手に入る薬です。抗コリン作用・抗ヒスタミン作用などの成分が含まれている薬が、風邪薬として効果的です。
    鼻詰まりの症状を重点的に改善したいときには、鼻粘膜にある血管を収縮し、鼻腔を拡張させる効果で鼻が通るようになる薬が適しています。
    プソイドエフェドリンの内服薬・オキシメタゾリン塩酸塩やナファゾリン塩酸塩の点鼻薬が効きます。

鼻炎による鼻水を止める方法

鼻水の症状が現れる原因は、鼻炎であるケースが多くあります。
鼻炎にならないようにするためには、どのような対処法があるのでしょう。

鼻炎とは

そもそも鼻炎とは、鼻の粘膜が炎症を起こすことで鼻詰まり・鼻水・くしゃみなどを生じさせる鼻の疾患のことです。
体の中にホコリ・ダニ・花粉などといったアレルゲンやウイルスなどの異物が侵入しようとすると、こうした物質を体が拒絶する反応を起こします。
このときの反応で鼻の粘膜の知覚神経が刺激されると、くしゃみなどがでます。

鼻炎の予防方法

鼻炎を引き起こす原因は人それぞれですので、原因別に予防方法をご紹介します。

  • 運動不足や睡眠不足が原因の鼻炎 ──
    鼻炎というとハウスダストや花粉によるものが有名ですが、運動不足や睡眠不足などから免疫力が衰えているために発症することもあります。
    免疫力を向上させるためには、日常生活の中で習慣的に続けられる、ご自分にあった適度な運動をすることが効果的です。
    適度な運動を継続的に取り組むことは、自律神経のバランスを調整するからです。
    その他にも、食生活の見直しをするなどして生活習慣が整っていけば、鼻炎が改善していきます。
  • ペットの毛が原因の鼻炎 ──
    ペットを飼っている場合は、ペットのフケや毛がアレルゲンになっている可能性も考えられます。
    ペットのブラッシングやシャンプーを丁寧に行ったり、小まめに室内の清掃をすることなどが有効です。
  • タバコの煙が原因の鼻炎 ──
    鼻の粘膜を刺激するものはいろいろありますが、タバコの煙もその中の一つです。
    アレルギー性鼻炎を進行させることにつながりますので、ご本人が喫煙者であれば控えるようにし、ご家族など身近な人が吸うときにはタバコの煙を吸わないですむよう協力してもらうことも大切です。
  • ハウスダストが原因の鼻炎 ──
    冬は寒さをしのぐためについつい部屋をしめ切ることが増え、換気の回数が減りがちになります。
    なおかつ暖房機器を使用しますから、室内をホコリやダニが浮遊している状態が続いてしまい、ハウスダストが原因の鼻炎が生じやすくなる傾向があります。
    真冬は特に窓を開けると外の冷たい空気が入り込むのでなるべくなら開けたくないものですが、辛い鼻炎症状を防ぐためだと思って意識的に部屋の換気を行いましょう。
    また、冬は空気が乾く季節でもあります。
    乾燥した空気も症状を進行させますので、喉や鼻が保湿していられるようマスクを着用して外出するようにしてください。
  • 花粉が原因の鼻炎 ──
    アレルゲンである花粉は、雪や雨が降った翌日の晴れた日・天気がよくて空気が乾いている日などに飛散量が増加します。
    このような天候の日は極力外に出ないですめば理想的なのですが、なかなかそうはいきませんので、外出時にはマスクやメガネをかけて出かけてください。
    外出して再び自宅に入るときは、髪や洋服に付着している花粉をできるだけ室内に入れないよう、玄関先で払い落してから入るようにします。
    自宅内に入ったら、手洗いとうがいを行うようにしましょう。

日常的にできる鼻水が出にくい体質づくり

以下は、日常生活の中で普段から取り組める鼻水を止める方法です。

食べ物

鼻水が止まりやすくなる栄養素は、ビタミンAやビタミンCです。
ビタミンAやCを豊富に含んだ食べ物というと、ニンジンやレモンなどの柑橘類などがあげられます。
油に溶けやすい性質を持ったビタミンAを効率よく摂取するためには、揚げ物や野菜炒めなどに調理をすることをおすすめします。
サプリメントから補給するという手段もありますが、食べ物から補った方がスムーズに体内に吸収されるので効果的です。

規則正しい生活習慣

一番の鼻水を止める方法は、やはり他の健康づくりにも共通して言えることですが規則正しい生活習慣に切り替えることです。
度を越えた喫煙や飲酒は控えるようにしたいところです。

温度差が大きな空間に何度も行き来することで、鼻水が止まりにくくなります。
仕事中に鼻水が出たときなど、すぐにティッシュが出せないこともあります。
そんなときは鼻をすすってしまいますが、副鼻腔炎(ふくびくうえん)の発症につながりますのでやめましょう。

赤ちゃんや子供の鼻水が出たら

ある程度の年齢に達した人なら、鼻水が出たときに鼻をかめばすぐに除去することができます。
ただ、赤ちゃんやまだ幼い子供の場合、自分で鼻をかむことができません。
お子さんが小さなうちは、薬局などで販売されている鼻水吸引機を使用すれば簡単に取り除くことができます。
鼻水吸引機と一言で言ってもいろいろな種類があり、中には電動式のものも発売されていますが、鼻詰まりの症状がさほどひどくなければシンプルな製品で十分対応させられます。

赤ちゃんの鼻水を吸い取るときにはしっかり吸うようにして、出なくなるまで行いましょう。
出なくなるまで吸い取っておけば鼻水を止めることができますし、そうすることは中耳炎を防ぐ効果も発揮します。

鼻水が決して悪者ではない理由

鼻水を止める方法を知りたいとき、鼻水はでないで欲しいものという認識についついなりがちですが、決して悪者というわけではありません。
鼻水の役割は、言わば鼻から体内に侵入する有害なものを遮断するガードマンのようなものです。
空気を吸い込むときに気道内に入り込んだ細菌やウイルスが鼻水に付着し、鼻水が出ることで一緒に体外へ洗い出す作用があります。

鼻水という液体は流動性のもので、鼻の中で分泌される粘液や血管などからの滲出(しんしゅつ・外へ液体や変化した組織などがにじみ出ること)液が入り混じったものです。
鼻くそは鼻水が乾き、固形化されたものをいいます。

生成された鼻水は、全部が体外に排出されているわけではありません。
成人であれば1日に1リットル近くもの鼻水が分泌されていますが、その中からたくさんの量が体外に出てはいかずに喉へ入り吸収されています。
空気を鼻から吸い込むと、鼻水によって湿度が加えられることから、より安全な状態で肺に届けられます。
吸い込んだ空気の乾き具合は、当人が意識することなく身体に把握されており、適度な湿度になるよう鼻水の分泌量が調整されていることから、自然に環境に適応していっています。

雑菌は空気中に浮遊して人間の体の中に侵入しようとしますが、身体に備えられている免疫細胞などから攻撃されたものは鼻水に混ざります。
雑菌が混ざった鼻水は粘り気がでて、黄色や白色などに変色します。
雑菌がまだ入り込んでいない体内で分泌されたばかりではさらさらした鼻水ですが、細菌やウイルスをやっつけた後の鼻水は濁った色をしておりねばついています。

鼻水予防と体調管理

鼻水の症状が現れれば、風邪・副鼻腔炎などの蓄膿症(ちくのうしょう)・花粉症などのアレルギー性鼻炎などを発症したのではと推測することができ、病院で診察を受けるなり、栄養のある食べ物を摂るなり、十分な睡眠を取るなどの対応をすることができます。
もしかしたら重い疾患を発症したサインかもしれませんし、がんばり過ぎているから休んだ方がいいと知らせてくれているのかもしれません。

体調が悪くなったとき以外の普段でも、空気中の細菌やウイルスが体内に侵入しないよう体を守る働きを果たしてくれています。
日常的にできる鼻水を止める方法は、私たちを健康な身体に維持してくれるものばかりですので、鼻水がでないときから積極的に取り組んでいき、病気から体を守ることに役立てたいものです。

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